Ovation 1778T Elite トップ割れリペア&ナット微調整

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全体が真っ黒いフィニッシュのオベーションです。ボディ右下のトップに割れがありますのでパッチあてリペアと開放弦の打弦時にバズるので原因究明と修正をします。

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まずはボディの割れ部分。

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トップ裏に貼るパッチをスプルースから作成しました。

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少し薄めたタイトボンドを用意します。

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薄めたタイトボンドを割れ部分に染み込ますようにのせます。

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ボンドが乾かないうちに濡れた布で拭き取ります。

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ボディ内部から見た割れ部分。木目に沿って割れているのが確認できます。

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パッチを貼り強力マグネットでクランプします。

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マグネットが接着されないようにシリコンシートでカバーしています。

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パッチリペアが完了。これで割れ部分はこれ以上ひどい状態にはならないでしょう。

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ディープボール部分と同じ特殊な素材でコーティングされたフィニッシュです。同じ素材でのフィニッシュが困難なのとポロポロとよく剥がれてしまうようですので割れ部分のタッチアップは施さない事にしました。

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ロッド調整。この個体は逆反りしていました。

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ブラックタスクのナット。溝切りが甘くヘッド角にあわしてない状態です。そのために頂点の出し方がおかしくて開放弦の時に違和感のあるサスティンになってしまっています。

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弦高は現状を維持したまま弦溝角度を微調整していきます。

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エボニー指板も汚れていたのでレモンオイルで掃除&保湿。

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同じくエボニーブリッジもレモンオイルで掃除&保湿。

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全体をチェックしてリペア完了です。この個体は当たりなのか生鳴りもなかなかのトーンです。もしかしてこのフィニッシュが音質に良いのでは?オベーションの印象が変わったモデルでした。