Deardorff ヴィンテージカメラ タッチアップ補修
今回はイレギュラーのご依頼です。ディアドルフというアメリカのヴィンテージカメラです。たまに映画で見かけるジャバラレンズのヤツですね。マホガニーの木枠の傷みを補修する事になりました。
なんだか存在感の凄いカメラですね。
さて、凹み傷の確認です。ギターにもよくある傷ですので同じようにリペアしていきましょう。
もうひとつの凹み箇所。
湿気と高熱で凹みを少しだけですが蘇らせます。
あとはラッカーを厚塗りしていきます。盛っていくといった感じですかね。
数日かけて厚く盛ったラッカーをサンディングして高さを揃えます。周りと馴染むように塗ってサンディングといった作業を繰り返します。
タッチアップ修理後の箇所です。透明なラッカーで角が出来ています。
もう一箇所もラッカーで角を作りました。
マホガニーをこんなにも贅沢に使用していますね。マホはめちゃくちゃ高価な木材と言うわけではないですが、ギターでよく使われる無垢のホンジュラスマホガニー材はもうなかなか手に入りません。すでにアメリカは輸出禁止しています。遠くない将来マホもハカランダのような存在になったりするかもしれませんね。