GString Ukulele Concert LGSTC1 ピックアップ取付
ハワイのウクレレブランド GString のコンサートモデル。LIVEで使用出来るようにピックアップ取り付けの依頼です。
ヘッドに輝く特徴的なGマークインレイ。
オーナー様は普段ギター弾きの方でフィンガーピッキング奏者なのでウクレレも弾きやすいアクションにして欲しいとのこと。インブリッジタイプのPUを取り付けてもサドルにはまだ余裕がありそうです。
現状の弦高はLOW G弦12フレット上で約2.2mm。
同じく1弦側の弦高は12フレット上で約2.2mm。
フィシュマン製のウクレレ用アンダーサドルPU。
適正な位置に穴を開けてPU素子を取付ます。
12mmドリルビットでエンドピンジャック穴を開けます。
12mmリーマーで穴をキレイに仕上げます。
PUのケーブルを適切な長さにカットしてハンダ作業。フィッシュマンのPUは信頼性の高いスイッチクラフト製のジャックが標準装備されています。備品の品質を保つブランドですね。
エンドピンジャックを取り付けます。
オリジナルのサドルはサイズが小さくグラツキがありました。インブリッジタイプのPUは圧が均等にかからないとパフォーマンス精度が下がりますので新しくスラブ材からピッタリのサドルを作成していきます。
ピエゾの厚みは約1mm。その分サドルはカットしなければいけませんがかなり低めのアクションに微調整します。
数種類のヤスリでサドルの底辺を削りフラットに仕上げます。
PUを取り付けたサドル周りの完成。
低いアクション希望のためLOW G弦のナット溝幅の調整と共にナットの弦溝角度も微調整しながら弦高をギリギリまで下げます。
弦高は弾きやすいセッティングのLOW G弦12フレット上で約1.8mm。
同じく1弦は12フレット上で約1.8mmくらいで調整。
全体をチェックして完了です。ピッタリのサドルに作成交換とコア材の特徴も相まって明るいトーンでポロンポロン鳴っています。PUからアウトプットされた音も同じく明るいイメージです。