Gibson J-200 ブレーシング剥がれ接着

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KING of FLAT TOPと呼ばれる90年代製のJ-200。弾いているとボディからびびる音がするとの事でチェックした所ブレーシングが剥れていました。ブレースの剥がれは早めに処置しないとボディが歪む原因となりチューニングがあわない・ピッチが悪い・鳴りも悪くなるなどの症状がでます。

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問題の箇所。ブレースが浮いていて、なおかつ同じポイントで割れてしまっています。何か強い衝撃が掛かったのでしょう。

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マスキングテープをパレットにしてタイトボンドを置いていきパレットナイフで隙間にすり込んでいきます。

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ボンドが乾かないうちに濡れた布で拭き取ります。

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ブレーシングのジャッキアップ。ジャッキアップでトップ板やバック板に負担が掛からないように外側からもやさしくクランプします。

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割れはしっかりと修復出来ました。

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全体をチェックしてリペア完了です。ブレースがしっかりと接着されてサスティンに異常も無くボディ全体で鳴っています。