Fender Jazz Bass すり合わせ

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ヴィンテージ1970年製フェンダーJazz Bassのすり合わせです。残念なことにネックが少し起き気味です。

太めのゲージのフラットワウンド弦を張っていたことが原因らしく16フレット辺りからビビッています。とは言えポイント的にすり合わせればプレイ出来るようになる範疇です。

ボディからネックを取り外します。

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高くなっているポイントにマーキングします。

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マーキングした辺りを中心に削っていきます。

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高くなっているポイントは低くなり他と揃ってきました。 このあたりでスチール粉を掃除します。

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マスキングしてフィンガーボードを保護してからフレットトップを全体的に軽く削りました。 角が出たフレットトップをフレットファイルを使って丸く整えていきます。 

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ペーパーで磨いていきます。 傷が深いところは#150からはじめ#1000くらいまで10段階程に分けて磨き最終的にコンパウンド(研磨剤)で磨きあげます。

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ピッピカになったフレットです。 これだけでいい音がしそうですね。実際サウンドは粒立ちが良くなりサスティーンが向上しますのでフレットを磨くのはおススメします。 

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フィンガーボードのRを測定する専用工具の半径ゲージです。 このベースのネックエンド辺りのRは9.5だと判明しました。

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同じくR9.5のアンダーサドル半径ゲージで各弦の弦高を微調整した後オクターブ調整をします。 

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ブリッジカバーを取り付けます。個人的にはこうゆうカバー系のものは大好きです。ストラトキャスターでさえブリッジカバーを装着しているのが好きですね。 

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POTのガリも接点復活材で見事なくなり以上で作業完了です。