Martin D-18 79年製 ピックアップ取付

79年製のD-18です。現在もPUシステムは搭載されていますがアウトプットされる音色を向上させたいとの事で持ち込まれました。

現在取り付けられているPUは貼り付けタイプのピエゾセンサー。パッシブなのでゲインも低くノイズにも弱いのが難点ですね。

新ピックアップシステムはLRBAGGS社の Anthem。ピエゾピックアップとコンデンサーマイクとのブレンドが可能なデュアルタイプですね。しかしこのピエゾに使われてるエレメントセンサーはセットアップが比較的難しいのです。セッティング次第ではドンシャリでミドルが抜けてこないトーンになる傾向があります。ただ取り付ければいいってモノではないのですよ。

適正な位置に穴を開けてPU素子を取付けます。エレメントセンサーは少し斜めに穴を開けますが内部のブレーシングを傷めないように慎重に作業しなくてはなりません。

エレメントセンサーは平たい形状ですので斜めに開けた穴の底辺をマイクロノミでフラットに仕上げます。

針金を使ってエンドブロックの深さを計測します。

エンドピンジャックを取り付けます。

ピエゾセンサーの厚み分さらに弦高が高くなってしまいますのでサドルを削り弦高調整をします。少し低めのアクションがご希望ですので合わせてセットアップ分、弦高を下げる事になりました。

バイストップの平面も揃えてサドル底辺を削っていきます。

サドル底辺は平面性を出す仕上げが音に影響しますのでとても大事です。さらにエレメントはセットアップ難度が高いので微調整に時間をかけます。

Micをブリッジプレートに取付し、コントロールユニットをサウンドホールに設置してPU搭載完了です。

弦高はご希望の6弦12F上で約2.5mmで調整。

1弦12Fの弦高は約2.0mm。

全体をチェックしてリペア完了です。やはりコンデンサーマイクを追加したデュアルシステムはエアー感がありとてもナチュラルです。