EPIPHONE FT-30 CABALLERO 60年製 ピックアップ取付

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デカヘッドの60年製のヴィンテージエピフォンのFT-30です。Gibson社に買収後もこの頃まではまだヘッド形状はNY時代の名残が見受けられますね。

ピックアップを変更して欲しいとのご依頼です。

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現状付いているビルローレンスのPUは少し不具合があるので新しいモノに交換することに。

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元のPUはデタッチャブル加工がされていたので新しいPUもデタッチャブル加工を施していきます。

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新しいPUはFISHMAN社製のNEO-D Humbucking 。余分なケーブルをカットします。

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今回のデタッチャブル加工ではパッシブPUですので2極のものを使用しています。

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余分なケーブルもカットして適切な長さに加工を終えました。

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デタッチャブル部分のジャックはサイド板にこのように取り付けています。

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取付したところです。

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さてここで問題が発生しました。PUに高さがありハイフレットを押弦するとPUに干渉してしまいます。

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標準で付いているコルククッションに厚みがあるので除去します。

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新たに薄いコルクを貼り付けます。

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1弦のハイポジションを押弦してもPUに干渉していません。

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全体をチェックしてリペア完了です。スペックは50年代の流れのままで作成されている60年製ヴィンテージエピフォン。オールマホガニーボディらしい甘いトーンで鳴っています。