Fender CD140S ピックアップ取り付け・ブリッジ弦誘角度調整
フェンダーのエントリーモデルのアコースティックギターCD140Sです。ステージ使用のためPU取り付けのご依頼です。弦高も高いので調整もおこないます。
さて現状の弦高チェック。6弦12フレット上で約3.5mm。高めですね。
同じく1弦側の弦高は12フレット上で約3.25mm。この状態ではハイポジションのバレーは大変ですね。
オリジナルサドルの高さはこのようにまだまだ余裕があります。
12mmドリルビットでエンドピンジャック穴を開けていきます。
12mmストレートリーマーでバリ取りします。
ピックアップはFISHMANのMatrix Infinity。
適正な位置に取付穴をマーキング。
穴を開けてPU素子を取付ます。
エンドピンジャックを取り付けます。
ピエゾセンサーの厚み分も考慮してサドルを削り弦高調整をします。
バイストップの平面も揃えてサドル底辺を削っていきます。
数種類のヤスリで仕上げていきます。
弦高を下げるとテンションが減ります。テンション確保のために弦誘角度溝を切り込みます。
ミニソーでサドルスロット近くまで溝を切っていきます。
専用ヤスリで滑らかに仕上げます。
サダルの高さを削って弦高を低くしましたが弦誘角度溝を切り込みテンションは稼げました。
最終的に弦高は6弦12F上で約2.5mmで調整。
1弦12Fの弦高は約2.0mmまで下げれました。
全体のチェックをしてリペア完了です。PUマウントして取り回しが良くなったのと弦高も下がりプレイヤビリティも格段に向上しました。