KoAloha Concert ピックアップ取付・ナット&サドル作成交換
日系ファミリーがハワイで造っているコアロハのコンサートです。PU取付とナット・サドルを牛骨に変更して音質向上を図ります。
コアロハはボディをぐるっと一周するブレーシングが特徴ですね。
12mmドリルビットでエンドピンジャック穴を開けます。
12mmリーマーで穴をキレイに仕上げます。
フィシュマン製のウクレレ用アンダーサドルPU。
適正な位置に穴を開けてPU素子を取付ます。
PUのケーブルを適切な長さにカットしてハンダ作業。フィッシュマンのPUは信頼性の高いスイッチクラフト製のジャックが標準装備されています。備品の品質を保つブランドですね。
エンドピンジャックを取り付けます。
ヴィンテージボーン(牛骨)のスラブ材からピッタリのサドルを作成していきます。
厚みを微調整していきます。
スロッットピッタリに仕上げました。
トップ面をR加工。
弦高を調整。
弦高の微調整を施した跡にサイドの斜め部分をブリッジにピッタリとツライチに仕上げます。
木を当ててからハンマーで軽く叩いてナットをはずします。
スロットに残る接着剤を除去します。
このタイプのナットはスロットが無いので厚み調整がありません。サイズのあっているヴィンテージボーン(牛骨)材を選びおおまかなサイズにカットしていきます。
形を仕上げていきましょう。
ここで磨き上げます。
スロットにピッタリと収まったナット。この仕上げが良いトーンを生みだします。
同じく1弦側。密着度が高く弦振動が良く伝わり、結果トーンの向上が期待できるのですね。
オリジナルナットから6弦1弦の位置を書き写します。
専用ゲージを使用して正確な弦間隔をはじき出します。
弦溝を切っていきます。荒く削った後、弦を張って弦高の微調整をして仕上げます。
ナットの完成。
全体をチェックしてリペア完了です。ナット&サドル材の変更でレスポンスも良くカラっとした鳴りに音質向上できました。PU取り付けも行いLIVEでも粒の良いラインアウトされた音で演奏できますね。