YAMAHA ガットギター ペグ交換
ヤマハのガットギターのペグ交換のリペアです。70年代頃のギターですので40年近く経過してペグのノブが崩れてしまったようです。ノブだけの交換も出来ますが今回は新しいペグに交換します。
ガットギターの世界ではペグのことをマシンヘッドと呼びます。マシンヘッドがへたって来たらビス穴のことなど気にせずにすぐ交換する事が当たり前のようです。ペグ間隔35mmのオリジナルパーツは当時のヤマハによく採用されていた台座のモノ。新しいパーツは日本が世界に誇るGOTOH製のものにしました。
ヘッドからパーツを外します。
古いビス穴にタイトボンドで木材を埋めていきます。はみ出たタイトボンドは乾く前に濡れた布でふき取ります。
キレイに穴埋めが完了しました。
マホガニーの塗装と同系色のステインマーカーで穴埋めの部分を着色します。
新しく開けるビス穴の位置にケガキを入れます。
ドリルビットでビス穴を開けていきます。
マシンヘッドを取り付けていきます。
弦を張って完了です。
おもむくままにペイントされたボディ。自宅での作曲用ギターとのことです。インスピレーションを駆り立てるギターなんでしょうね。